NEXUS株式会社 ネクサス
Contact
Home/Company/Message

提案書の前に、 まず一週間、現場に入ります。

2014 年の創業から、上場企業 47 社の社内システムを受託するまで。
代表取締役 CEO 結城遼が、NEXUS の仕事の進め方を書きます。

代表取締役CEO 結城遼
代表取締役 CEO
結城  遼

私がソフトウェア業界に入った 2000 年代後半、日本の大企業の基幹業務は、紙・メール・Excel・ベンダー任せのスクラッチ開発で動いていました。この 20 年で多くは書き換わりましたが、「重要な業務ほど、内製でも保守でもない曖昧な場所に置かれている」状態は、いまも変わっていません。

コンサルティング会社は、提案書と戦略レポートを納品します。私たちは、提案書の代わりに、月曜の朝に動くシステムを納品する会社をつくりたいと考えました。戦略の精度より、2 年後も使われ続けている設計。これを基準に、2014 年に NEXUS を立ち上げました。

NEXUS のプロジェクトは、提案書を書く前に始まります。初週は、クライアントのオフィスに常駐し、現行システムのログ、業務オペレーション、現場のクレームまで自分の目で確認します。この 1 週間で集めた情報を、設計書の前提条件として使います。経営層が描いた絵と、現場が動かしている現実は、ほぼ毎回ズレているからです。

道具は揃った。残るのは、組織への組み込み方。

この 15 年で、クラウド・データ基盤・機械学習・生成 AI と、強力な道具が揃いました。ただ、道具は組織に組み込まれて初めて成果を出します。どれだけ優れたモデルでも、現場の業務フローに乗らなければ、稼働率は 1 年で 10% を切ります。技術選定より、組み込み方の設計に時間をかけるべきだと考えています。

だから私たちは、システム導入後に撤退しません。半年・1 年・3 年と並走し、クライアントの情シスが自前で運用・改修できる状態にするまでが契約範囲です。SI とは違い、納品して終わりではない。コンサルとも違い、提案書ではなく実装で関わる。平均契約期間は 3.2 年です。

物流、製造、金融、医療、公共。もう一度、作り直す。

日本には、世界に通用する基幹産業がまだ多く残っています。物流、製造、金融、医療、公共。これらの産業を支える基幹システムを、私たち世代のソフトウェアエンジニアの手で、現代のアーキテクチャに作り直す。これが、私が NEXUS で 10 年、20 年かけて取り組む仕事です。

派手な宣言はしません。
毎週の朝会、毎月のリリースノート、毎年の振り返り。この 3 つを、10 年単位で続けます。

NEXUS 株式会社
代表取締役 CEO
結城 遼 / Ryo Yuki

結城 遼 について

略歴と社外活動です。

生年
1982 年 / 東京都出身
学歴
2006 東京工業大学 情報工学科卒業
2008 同大学院 情報理工学研究科 修士課程修了
職歴
2008–2011 外資系コンサルティングファーム
2011–2014 国内 SaaS 企業 VP of Engineering
2014– NEXUS 株式会社 設立 / 代表取締役
社外活動
独立行政法人 情報処理推進機構 有識者委員
一般社団法人 Cloud Engineering Japan 理事
執筆
「見えない骨格 ─ 現代の企業システム論」(2021, 共著)
業界誌 月刊ビジネスエンジニア 連載「設計の手触り」

PDF 版(全文・印刷用)をご用意しています。